解説:
鳥口 守彦 [とりぐち もりひこ]
- 関口 巽がたまに寄稿するカストリ紙『實録犯罪』の編集記者。
赤井書房社員で、元々は写真家志望。「うへえ」が口ぐせ。
運動選手のように体格がよく、目と目の間隔が多少詰まっていることを除けば中々の好男子。
方向音痴でもなく、土地鑑もあり、距離感覚もそう狂っていないのに、何故か見事に道を間違える性質がある。
- 『相模湖バラバラ死体事件』に興味を持ち、その現場に入り込んで取材しようと、陣頭指揮を取っている(であろう)木場 修太郎と知り合いの関口 巽を連れて相模湖へ出向くが、その帰路で道に迷い、(誘拐予告状により)厳戒態勢中の美馬坂近代医学研究所へ偶然辿り着いてしまう。
同時期に清野のタレ込みから『穢れ封じ御筥様』のペテン疑惑にも興味を持っていたが、その後入手した警察の“失踪少女一覧”と清野の“信者名簿”を照らし合わせた結果、“御筥様”が『武蔵野連続バラバラ殺人』の犯人ではないかと推理、“御筥様”への潜入取材を試みるも素性がばれて追い返されてしまう。相談を受けた中禅寺 秋彦の指示で“御筥様”についての追加調査を行い、それらの情報は中禅寺の考察に大きく役立った。
中禅寺が事件の謎を一同に開示する集まりで、久保が『連続バラバラ殺人』の犯人であること・加菜子をホームから突き落としたのが頼子であることが判明。また、頼子がすでにバラバラの犠牲となってしまった知らせを受けて決意した中禅寺の“御筥様”退治に同行するが、自分は“御筥様”に面が割れている為、車での待機となる。
青木の久保宅への乗り込みによって久保が指名手配されると、雑誌はこぞって久保の記事を書き立てたが、事件解決に多大な貢献をしたはずの鳥口自身は(事件の悲惨さを詳細を知りすぎた為)、気力を喪失して記事を書くのを断念。
久保のバラバラ手足が発見され事態の終結に乗り出そうとする中禅寺に対し「最後まで関わる」と決意、美馬坂研究所での“魍魎退治”に同席する。
- 中禅寺 敦子の箱根・明慧寺取材に、カメラマンとして同行。
- 占い師・華仙姑処女のインチキ疑惑を追跡取材しているうちに事件に巻き込まれる。