解説:
榎木津 幹麿 [えのきづ みきまろ]
- 大財閥・榎木津グループの総帥。旧華族(元子爵)で、榎木津 礼二郎、榎木津 総一郎の父。
趣味の博物学が嵩じて昭和一桁の時代に闍婆(ジャワ)に渡り、そこで片手間に始めた物資の輸入業が軌道に乗って大変な財を成した。
世襲制度を善しと思わず「立派な成人を扶養する謂れは無い」という理由で、幾許かの支度金を持たせて二人の息子を放逐。
- 柴田 耀弘の知人で、探偵・榎木津 礼二郎の評判を聞きつけた柴田の配下と礼二郎を仲介した。
- 亡き由良 行房とは昵懇の間柄だった。
『博物倶楽部』の副会長。(ちなみに会長は藤堂 公丸)