解説:
青木 文蔵 [あおき ぶんぞう]
- 東京警視庁の刑事で、木場 修太郎の部下。
特攻崩れ。
榎木津 礼二郎に、よく『コケシ頭』などと呼ばれる。
★ 木場 修太郎と共に『目潰し魔事件』を捜査。
★『伊豆・韮山の事件』において、失踪してしまった木場 修太郎の足取りを追ううちに自らも公務を離れ、警察官服務規定違反を犯して事件の単独捜査に走ってしまう。その処分として、本庁から小松署管内にある江戸川べりの派出所へと転属左遷。
- 中禅寺 秋彦によって久遠寺医院の“憑き物落とし”が執り行われた際に、上司の木場 修太郎に付いて同僚の木下 圀治と共に久遠寺医院へ踏み込んだ。
- 神奈川県本部が担当する『相模湖バラバラ死体事件』を東京警視庁からの助っ人として(木下 圀治と共に)相模湖での捜査中、そこを取材に訪れた鳥口 守彦・関口 巽・中禅寺 敦子に会う。
『柚木 加菜子誘拐事件』後に謹慎処分中の木場 修太郎の下宿へ陣中見舞いに訪れ、入手した『加菜子誘拐事件』の捜査状況情報と交換に『武蔵野連続バラバラ殺人』について相談、バラバラ殺人と加菜子誘拐の関連性について疑っていた。またその際に美馬坂近代医学研究所の怪しげな風評について木場に話す。
中禅寺 秋彦が一同(関口/鳥口/榎木津 礼二郎)に事件の謎を開示する集まりに警察関係者として呼ばれるが、中禅寺宅に到着するや否や中禅寺の指示で楠本 頼子の身柄保護を電話で警察に要請、中禅寺の話から『武蔵野連続バラバラ殺人』の犯人が久保 竣公であること、柚木 加菜子をホームから突き落としたのが頼子であること、頼子が次のバラバラ犠牲者になる可能性が高いことなどを知る。話を聞いた青木はすぐに久保を捜査対象にするよう警察に要請するが、その電話で頼子の腕が発見されたという報告を受け愕然とする。
大島 剛昌の英断により久保 竣公捜査の担当者になった青木は、相棒の木下と共に久保の写真を入手するため稀譚舎へ出向き、そこで中禅寺 敦子から“相模湖以外のバラバラ事件周辺では『白い手袋の幽霊』の噂がある”と聞いていよいよ久保が犯人であると確信する。
翌朝木下と共に久保宅へ乗り込むが、久保に激しく蹴りつけられて負傷し久保を取り逃がしてしまう。久保の自宅内で凶行の証拠とバラバラの惨状を目の当たりにするが、そのまま入院。
入院中、中禅寺に連れられ美馬坂研究所で行われた中禅寺の“魍魎退治”に同席し、事件の全容を知る。
- 『伊豆・韮山の事件』において警察官服務規定違反を犯した処分により、本庁から小松署管内にある江戸川べりの派出所へと転属左遷となる。
澤井 健一殺害の通報を受け、最初に現場へ行った。