解説:
久遠寺 菊乃 [くおんじ きくの]
久遠寺医院院長・久遠寺 嘉親の妻で、久遠寺医院事務長 兼 院長夫人。久遠寺 涼子・久遠寺 梗子姉妹の母。
無頭児が産まれる確率の高い家系で、無頭児を出産したショックから赤子を攫った過去がある。
久遠寺医院医師見習い・内藤 赳夫の養育費を援助していたが、それは内藤が過去に自分が攫った赤子であり、それが原因で内藤の母親が亡くなったことへの罪滅ぼしからだった。
涼子が産んだ無頭児を、自分の母がやったのと同じやり方で石で打ち殺し、(涼子に現実を認識させるという理由から)それをホルマリン漬けにして涼子に見せ続けたが、それは涼子にとって拷問以外の何物でもなかった。
『赤子失踪事件』が涼子と牧朗の仕業ではないか?という疑惑から、被害者に金を払う等、訴えの取り下げに奔走していた。
久遠寺 牧朗失踪事件の全貌が解明されるや、赤子を攫って逃走しようとする涼子から赤子を取返そうとして揉み合いのうち、涼子に殺される。