解説:
須崎 [すざき]
美馬坂近代医学研究所研究員。
美馬坂 幸四郎の理解者であり、美馬坂が帝大教授だった頃からの片腕で、唯一の後継者。
柚木 加菜子の出生の秘密を知っており、人気女優・美波 絹子が柚木 陽子だと気づいて「出生の秘密を加菜子本人にバラす」と陽子を強請るようになった。
強請りから逃れて隠棲していた陽子の消息をカストリ誌で知り、再び柚木親子の前に恐喝者として現れると、加菜子本人に接触して出生の秘密を示唆、これが原因で加菜子は相模湖への家出を試みることになる。
“脳を除く凡ての部分を機械に取り替えて永遠に生きること”を研究目的にした美馬坂博士とは逆に、“切り離された体の部分だけを生かしておく”といった独自の生命維持法を研究しており、加菜子の誘拐予告状に便乗して柴田 耀弘の遺産詐取を思いつくと、美馬坂・陽子・雨宮 典匡を巻き込んで(柴田に対し、あくまで加菜子が生きているように思わせる為の)擬装誘拐を計画、木場 修太郎・楠本 頼子・福本や警備にあたっていた神奈川本部の面々が居る中で気づかれず加菜子の誘拐を実行した。加菜子を連れ出した直後、(匣に入った)加菜子を見て加菜子を取り戻そうとした雨宮に鉄の匣で殴り殺される。