解説:

甲田 禄介 [こうだ ろくすけ]

美馬坂近代医学研究所で働く、初老の機械技師。
戦争前から美馬坂 幸四郎の研究を手伝っている。
美馬坂の研究に関してはその重要性を十分認識しており、美馬坂 幸四郎という天才を人間的にも高く評価していたが、熱心な浄土宗の信者で、美馬坂の考え方自体には強く疑問を持っていた。
研究所に多くの闖入者(木場や中禅寺ら一同)が来たことで終末を予感し、研究所の設備を破壊した後で首吊り自殺を図るが、榎木津 礼二郎に阻止される。

参照作品:『魍魎の匣』
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