解説:
増岡 則之 [ますおか のりゆき]
- 柴田財閥及び、柴田製糸社長・柴田 耀弘の配下で、法律家・弁護士の肩書きを持つ。耀弘の遺言状に基づく遺産相続問題に奔走、その調査・交渉の為、相続権を持つ柚木 加菜子の母親・柚木 陽子に度々接触していた。加菜子がホームから転落した際には、いちはやく加菜子の搬送先病院に到着しており、美馬坂近代医学研究所では、誘拐予告状による神奈川本部の警備を視察している。加菜子が研究所から誘拐されると、(警察の捜査能力に対する不信から)薔薇十字探偵社へ出向いて榎木津 礼二郎に加菜子の捜索を依頼した。
中禅寺 秋彦に連れて来られ、美馬坂研究所での“魍魎退治”に同席。中禅寺によって秘密が開示されるまでは、莫大な遺産相続の話に応じようとしない柚木 陽子の態度が理解できず、耀弘の命で14年間黙々と柚木親子の監察係をしてきた雨宮 典匡の生き方も軽蔑していた。
銀縁眼鏡に長い顔、目も鼻も口も大きく、髪を七三にぴったり分けた風貌。
- 柴田財閥傘下の聖ベルナール女学院内の不祥事の処理に派遣される。
『武蔵野連続殺人事件及び柴田 耀弘遺産相続に関する報告書』の印刷を酒井印刷所に依頼。