解説:

福本 [ふくもと]

武蔵小金井駅前派出所の若い巡査。柚木 加菜子ホーム転落事故の処理に当初携わるが、鉄道公安官の到着後は木場 修太郎楠本 頼子を 加菜子の搬送された三鷹の病院へ送っていくこととなる。その場で加菜子の転院が決まると、柚木 陽子を転院先まで送ることを申し出、木場を乗せて陽子を転院先の美馬坂近代医学研究所まで車で送った。(研究所に到着した際、置いてあったトラックに車をぶつけて荷台の鍵を壊してしまうが、このことが後に“武蔵野の峠道で見つかった右腕”の要因となる。)
後日、加菜子を心配する頼子を加菜子と木場の居る研究所へ連れて行き、そこで加菜子誘拐の現場を目撃する。
誘拐事件から約三週間後、(誘拐事件以降)謹慎中の木場に頼まれて頼子の同級生に頼子・加菜子に関する聞き込みを行った。
美馬坂研究所での中禅寺の“魍魎退治”に同席し、事件の全容を知る。
事件後、巡査を辞めて歯ブラシ会社に勤めた。

参照作品:『魍魎の匣』
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