解説:
一柳 朱美 [いちやなぎ あけみ]
- 信濃の塩田平の生まれで、武御名方富命の髑髏を奉る南方村の頭屋の娘。
13歳で鴨田酒造へ奉公に出され、主人である鴨田 周三の紹介で佐田 申義と結婚するが、嫁いで間もなく申義は徴兵を逃れて宗像 民江と共に失踪、その後、首なし死体で発見される。
申義の死後、鴨田酒造を離れ当てもなく放浪中、申義を殺した民江と邂逅し、民江の持っていた髑髏をめぐって揉み合っているうちに川に転落。自分を助けた一柳 史郎と結婚し、逗子の宇多川家の隣に住んでいる。
旧姓:南方。
- 自殺しようとする村上 兵吉を自分の庭で見かけ、助けた。
最近、夫とともに逗子から沼津に移って来た。