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2004-04-07
接続トラブル
昨年の暮れにOSX(10.2.8)への移行を始めてから、1つ困った問題が発生しています。
私はiBook(version = 1.12)を外で使用する際はAirH"(CFE-02)で接続をしているのですが、iBookにはPCカードスロットやCFカードスロットが搭載されていない為、AirH"をUSBで使用する為の変換用アダプタが必要となります。
そこで私はOS9.2時代からサン電子の『Slipper mini』という製品を使用しています。でもOS9.2で使用していたSlipperはOSXでは使えない為、OSXに対応した『Slipper X mini(VS-32X)』を新たに購入しました。
で、問題というのは
この『Slipper X mini(VS-32X)』とOSX10.2.8の組み合わせで通信トラブルが発生するということです。
(もちろん、メーカー側では対応状況OKとなっている)
(以下はその詳細)
【症状】ネットへの接続は毎回確立するが、数分使用しているとメールのダウンロードやサイトの読み込み等、一切の受信ができなくなってしまう。
(受信ができなくなった後も、ネットへの接続は継続中)
受信がストップしてしまうまでの時間は、接続する毎にまちまちである。
自身のできる範囲で調査した経緯は次のとおり。
■ 製品や機器の接続および接触不良を疑う。
↓
同じ条件下でも、起動OSがOS9.2の場合だと何の問題も無く使用できる為、製品の接続不良が原因であることは考えにくい。
■ まず当然のことながら、ネットワーク設定に誤りが無いかどうかを幾重にもチェック。
↓
ネットワーク設定に誤りは無く、設定ミスが原因ではないことを確認。
■ CCLファイルを入れ替えての検証。
Slipper付属のCCLファイル以外に、
サン電子のサイトで配布されている『MacOS X 10.2対応CCLファイル 』、SlipperUmini使用時に使用していた古いCCLファイル、
計3つのCCLファイルを入れ替えて接続を試みる
↓
どのCCLファイルを使用しても接続は確立。
しかし、どのCCLファイル使用時も、接続して数分後に受信しなくなる症状に改善なし。
(もともとCCLファイルというのは接続確立までの手順を記述しているバッチファイルだから、接続が確立しているのであればCCLファイルに問題は無いと思われる。)
ここまで検証したところで行き詰まり、ネット検索で同じような症例がないかを調べたところ、同じようにiBook + MacOSX10.2+SlipperX + AirH"(その方の場合はAH-N401C )で全く同様の症状が出たという情報を入手。
これまでの経緯を踏まえて、電話でサン電子のサポートセンターへ問い合わせてみたところ
『当社での動作チェックでは問題は発生しておらず、実際にiBook(OSX10.2)で使用されてる方もいらっしゃるので』
という回答しか得ることができず、結局解決の糸口は見つからずじまい。
しかたなく自力での検証をさらに続けていると、インターネット上で
『OS 10.2 の /System/Library/Extensions/IOUSBFamily.kext の中AppleUSBCDCDriver.kextをOS10.1にパッケージされているAppleUSBCDCDriver.kextに戻したらよくなる』
という情報を入手。
さっそくこれを試してみたところ、今まで全く改善しなかった問題の症状が嘘のように解消。
で、自分で仮説を立ててみた。
同じOSX 10.2でもアップルはちょくちょくソフトアップデートを行っているから、梱包されている『AppleUSBCDCDriver.kext』のバージョンがそれぞれ異なる可能性があるのではないだろうか・・・。
つまり、メーカーが動作チェックで使用したOS10.2梱包の『AppleUSBCDCDriver.kext』と私のOS 10.2にパッケージされている『AppleUSBCDCDriver.kext』のバージョンが違うことにより、実際には私の環境での動作には問題があるのではないだろうか。
そこで再度メーカーに『動作チェックを行った環境』についてメールで問い合わせてみた。
今度は親切なことに、メーカー側で次の環境を作成して再度動作チェックを行ってくれた。
【動作チェック環境】
iBOOK SE Graphite
OSX 10.2.8
(AppleUSBCDCDriver.kextはver.2.0.1)
AH-S405CをVS-32Xで接続
結果は、『動作に特に問題はなかった』とのこと。
(まぁ、私の環境とは一部異なる部分もあるのだが・・・)
一体何が良くないんでしょうかねぇ〜・・・
同じ症例が(ネット上だけで)私以外に3例もあるのです。
私のアフォな使い方による原因ではないだろう、いくらなんでも。
現在、OS10.1に梱包のAppleUSBCDCDriver.kextを使用することで『とりあえず』凌いではいるものの、あくまでもこれは『OS 10.1』に梱包されているパッケージ。これを使用しつづけることで、他のOS10.2対応製品の使用に問題が生じないとも言い切れないし・・・
Appleが悪いのかSlipperが悪いのか、理由さっぱり判らず。
Slipperやめてハギワラシスコムの製品に乗り換えてみようかとも考えたけど、買い替えて同じ症状だったら散財になってしまう。
じゃぁ、変換アダプタを使わずに接続できる『USBタイプ』のAirH"に買い替えたら・・・って?
マジに検討してみたけど、やっぱり答えは『ボツ』。
USBタイプにしてしまったら、ザウルスで使えなくなっちゃうのね。(^^;)
将来OSX10.3にアップデートした時に問題が解決することを、今はひたすら祈るばかりです・・・。
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