雑記

思ったこと、あれこれ・・・

2006-06-03

「言っても聞かない人」の操縦法

まずは、この 「言っても聞かない人」の操縦法 という記事を読んで・・・。

この記事の筆者のやり方(= 嫌でもせざるを得ない状況をつくる)というのは、何も企業内に限ったことではなく、様々な状況に当てはまるものだろう。私はこれが、上手にWEBサイトを運営していく方法にも当てはまると思う。確かに筆者の言ってる事は正しい。

ただ、そんなこと(嫌でもせざるを得ない状況をつくれば良いということ)は、たぶん誰でもそう考えることで、だから内容として特に参考になるコラムでは無いとも思った。
実際、周りの環境というものは様々な要素が複雑に絡み合っていることが多く、そう簡単に『嫌でもせざるを得ない状況』を作れる場合のほうが少ないわけで、『嫌でもせざるを得ない状況』を作りたくとも作れない理由や事情がある場合にどうするべきか?について考えるケースのほうが圧倒的に多く、私が聞きたいのも、むしろそっちのほうだ。


ネットの世界とは、法律に触れなければ(基本的には)何をやってもいい、ある意味『無法地帯』である。だから個々のサイトでは、独自の『ローカル・ルール』というものを設けている管理者は多いし、私もその内の1人である。

しかしローカル・ルールというのは、あくまでもそのサイト内で通用するルールであって、それを守るも守らないも、結局は利用者の自由ということになる。

そこで、タイトルにある『言っても聞かない人の操縦法』だ。

ルールをどれだけ細かく丁寧に明文化したところで、読まない人は読まないし、読んでも従わない人は従わない。利用者を自分の望む方向へと促す為には、明文化することより、少しでも(物理的に)事実上そうできないようにする(= 嫌でもせざるを得ない状況にする)ことのほうが大事なのだ。

私は自身のサイト内に、いくつかのゲームを設置している。
ゲームというからにはルールが存在するわけで、当然これらのゲームには、サイトのローカル・ルールに加えて、個々のゲーム上のローカル・ルールも存在するわけだ。

私はサイトにゲームを設置する際にできるかぎり、『物理的にそうできない』ような仕組みを細工する。細工不可能な部分に関してはルールとして明文化するより方法が無いが、そのかわり、読まなかったり守らなかったりする者には『それなり』の遊び方しかできないような管理方法をとっている。それが、アクセス制限などの制裁だったり、遵守する者への特典だったりするわけで、『ちゃんと遊ぶ為には、嫌でもそうせざるを得ない・・・』と利用者に思わせることで、利用者を自分の望む方向へ促そうとしているのだ。
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21:15:39 ‖ 1 comment 0 ‖ Category: 日々の出来事