雑記

思ったこと、あれこれ・・・

2006-03-16

1泊11万が高いか安いか

元記事にトラックバック機能が無いのと、URLをアップしても限られた人しか参照できない環境にあるという事情から、引用文にて紹介します。

行政が税金を無駄遣いしないように監視してくれている団体があるそうで、そこの告発があったらしい。
シドニーオリンピックの視察に一泊11万円の部屋を利用するのはけしからんということらしい

(中略)

支出の規模が大きくなれば、必然的に無駄と思われる支出も増えるのはある意味仕方がないことで、それをいかに少なく抑えるかは管理職や経営者にとってはいつになっても悩みの種だ。
確かに近視眼的にその支出だけを捕らえてみれば、もっと効率的な運用方法や安価な購入先があるのかもしれないが、組織を運営する立場の人間にとってはその決済のスピードや実効性もコストのうちだという視点が抜けてしまっている気がする。
どうでもいいような金額の支出に時間と人というコストを掛けるべきかどうか?
当然そういった支出の決済は、上席を煩わすことなく、それぞれの職責に応じて段階的に権限が認められてしかるべきである。

そのような判断の中で発生したような無駄をつつき、行政全体の責を問うような行動に価値があるとはどうしても思えない。

いかなる支出も無駄になるかどうかは成果次第だと思うのだが、いかがであろうか?
それなりの仕事を成し遂げたのであれば、一泊11万の宿泊費は決して高いとはいえないだろう。


大変興味深い内容だったので、私なりの考えを少し・・・。


1泊11万円が高いか安いか?
・・・これを“経営”という視点で論ずるのなら、11万円を高いと思わせないだけの『成果』とは、(直接的もしくは間接的にでも)金によってもたらされるものでなければならないわけだ。
すなわち『金勘定』の話だと私は理解する。

さて・・・
企業にしても行政にしても、組織を運営する立場の経営者や管理職に求められる裁量は同様だが、企業と行政では『金勘定』において根本的に異なることがある。

それは、根本的に“企業は利益を追求する団体”で、行政機関はそうでないということ。

つまり、(この場合)11万円の無駄な支出があったとしても、企業では他の業績で利益を上げることにより、生じた“無駄”を相殺することが可能である。
しかし、行政機関は国民の税金を引き上げないかぎり余剰の利益UPは見込めない。

例えば、オリンピックに携わる“とある”企業の視察団が1泊11万円のホテルに宿泊し、結果、それなりの仕事を成し遂げて、オリンピックでは日本選手団が大活躍し大成功をおさめたとする。
オリンピック効果で商品は爆発的人気を呼び、当該年度は大幅な決算黒字・・・
“1泊11万円”は確かに余剰な支出かもしれないが、経営全般としてみれば大成功である。

では、行政機関の視察団が1泊11万円のホテルに宿泊し、結果、それなりの仕事を成し遂げて、オリンピックでは日本選手団が大活躍し大成功をおさめる。
国民は皆「あぁ〜、いいオリンピックだったね♪」といい気分になり、社会貢献としては大成功だ。
・・・しかし、だからと言って『視察団』を派遣した行政機関には金銭は入ることはない。
成果はあったものの、11万円の支出はそのまんま、(1泊5万円で済むはずだったなら)6万円の余剰な支出がその成果によって補填されることはない。

この場合の宿泊費、やり方によっては1泊5万円でおさめることができたとするなら。
6万円が“決済のスピードや実効性”にかかったコストである。1泊5万円でおさめる為にかかる“時間と人”のコストより安くあがるだろうと予測してそう判断する。しかしこれは予測であり、結果論として時間と人にコストをかけたほうが安くあがっていた、という場合もあるだろう。すべては結果論だ。
したがって、突つかれるべき点は“11万円が高いか安いか?”ではなく、“コストが11万円になったプロセスが妥当であったかどうか?”であるべきだと思う。
行政機関は補填する利益が無い分、企業よりそのへんを厳しく追及されるのはいた仕方の無いことで、だから、“利益を追求する組織”の無駄使いと、“利益を求めない組織”の無駄使いを同じフィールドで考えてはいけないような気もする。


成果が金銭として返ってくるなら、無駄な金銭の支出がやむを得ない場合もあるだろう。

しかし、親の仕送りしか収入の無い貧乏学生が、ITベンチャーの成功でウハウハ儲かってる大学生と同じような金銭感覚で生活できるだろうか?
勉強時間を稼ぐ為にバブリー学生はタクシーで大学に通えても、貧乏学生は徒歩で通わなくてはならないのだ。いくら学生の本分である『勉強』の時間を稼ぐ為とはいえ、タクシー通いなんかしてたら・・・そりゃ、仕送りしている親も怒って文句ぐらい言うってものだ。

そういうことじゃないのかな。


(23:08:16) ‖ Category: 拾いネタ

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