雑記

思ったこと、あれこれ・・・

2008-02-20

イージス艦事故

小型ボートに爆弾大量に積んで突っ込まれたら、打つ手ナシ・・・ってことですかね?
(テロリストの皆さんは大喜びですな・・・)
空ばかり見上げてるから、足元は見えんのかね。

おそらくは人為的なミスなんだろうけど、「たるんでる!」のは在日米軍だけじゃないじゃん。“人命”に関わる惨事だよ?“外出禁止”どころの自粛じゃすまないし。ミスを犯した奴らとそれに関わった奴らは全員、『万死に値する!』だ。

SH-60K(ヘリ)用の格納庫を持ってるのに固有の搭載機は無く航空要員も乗り組んでない。ミサイル防衛を考慮して作られた新鋭艦のはずなのに、弾道ミサイルに対しては捜索・追尾だけで迎撃はできない。
そのうえ運用してる人間が“たるんでる”所為で、あげく守るべき自国の国民を殺してしまうなんて・・・

これの一体どこが『盾』やねん!


・・・あとさ、mixiとか見てると、少数ではあるが「漁船のほうが悪い」という意見もあるんだよね。調査が確定してない段階で「どっちが悪い」と決めつけるのもどうかと思うけど、これ、そんな「どっちが悪い」なんて問題じゃないだろうって。
車と歩行者の関係における車側の責任の重さに例えれば、理由がどうであれイージス艦のほうに責任があるに決まっておろうが!

「漁船のほうが悪い」と言ってのけるような、そんな社会的倫理観を持つ人間が世の中にいるってこともイージス艦の“たるんだ奴ら”と同じくらいに問題だと思うわ。


(13:08:24) ‖ Category: 社会ネタ

Comments


じゃい:
気になったんで書きます。

○特攻ボート対策&足元は見えないのか
レーダーの特性上、洋上で、小型の漁船・・・多分近ければ近いほど見えない可能性はありますね。なにせ海面というレーダー反射物があるわけですから。漁船は強化プラ船体でしょうし。(恐らく捉えていたとは思いますけどね)
また高速で接近してくる特攻ボートの方が発見は楽な可能性もあります。なにせ海面すれすれを飛行してくる対艦ミサイルに対処できる能力を持ってるわけですから。至近距離で低速航行する小型漁船・・・ある意味一番発見しづらい標的ですね。
ちなみに特攻ボートなら発見後発砲して対処すれば良いので、対して問題ないのでは?(想像ですけどね)

○対弾道ミサイル
もともとイージスシステム自体が弾道ミサイル防衛用の装備じゃなかったですから。(元々は対艦ミサイルによる飽和攻撃対策用システム) 後から付け足された任務に過ぎないし、装備する迎撃ミサイルそのものが開発段階である以上無理いっても仕方ないでしょう。確か昨年末に『こんごう』がSM3の試射に成功していたはずです。残念ながら対弾道ミサイル迎撃システム構築はこれから&現在進行中です。
もともと弾道弾対策は『撃たれる前に破壊』が基本でしたから<米国とか
(侵攻)攻撃能力を封じられている自衛隊には無理な注文です。

○『万死に値する!』
これは言いすぎでは?
ミスに対して死をもって償えって、いつの時代ですか。
ミスはミスです。それは確か。でも・・・・

今回の件は確かに人的ミスだと思いますが、逆にそれだけなんですよね、酷い書き方ですけど。この事故でイージス艦がど〜とかは別だと思う。(自衛隊がど〜とか・・・は責任あるんでしょうけど)
護衛艦に限らず、世界中の軍艦、そして一般船舶でも起こり得る事故だったと思いますので。

あと、確かに調査が確定していない段階で・・・というのもあるんですが、普通に公表されている新聞情報とかでもいくつか腑に落ちない点はあるんですよね。(ネット配信記事の誤字でなければ)
その点、「漁船の方が悪い」という点も、0.0001%ぐらいあったりします。(多分そんなこと無いですが)

ながながと書きました。すみません。
なんとなく書きたかったもので(^^A
2008-02-21 (00:58:11)

ひろみおねい:
自虐的な“嫌味”のつもりで特攻ボートの話を出したまでで、言いたい事の本質はそこにはありません。

テレビに出て解説してる軍事専門家や、一般の人でその分野についてちょっと詳しいと自負してる(と思われる)人々が、こぞって皆「あ〜だ、こ〜だ」色んな推察してますよね?「レーダーに映っていたはず」とか「映ってなかった」とか「船の素材がどう」とか「レーダーのレンジを近海航行用に切り換えてなかった可能性」とか「青色ランプがどう」とか「当直の交代時間だった」とか・・・全ては(現段階においては)推察の域で。

足元に気付かないで人を殺したのは事実。
素人の私が知りたいのは、実際どうだったのかという真相。

判明した事実以外のこれ以上の推察は、何も知らない人にとっては「あたかもそれが真相」であるかのような錯覚を招きかねないので注意したいものです。
ちゃんと検証したうえで、事実イージス艦にそんな盲点があるのだとしたら万全の対策をとってもらいたい…それだけです、(可能性としての)特攻ボートのケースも含めてね。

そのうえで。
イージス艦と漁船の免責の割合なんて、この件において議論すべきことではないように思います。ましてや、(たとえそれが99.9%だとしても)圧倒的弱者である漁船の過失をほじくり上げてどうするのでしょう?
人の考えは様々あっていいと思いますが、こうも簡単に「漁船が悪い」って言ってのける感覚は、よく言えば『冷静』なのかもしれませんが、悪く言えば『客観的第三者』を決め込んだ発言のように思います。事故を起こしたのは他国の軍艦でも一般の貨物船でもありません、血税を投じて作られた“我らの船”です。他国の人間ならいざ知らず、自国の人間が安直に発していい言葉とは私には到底思えません。

私はイージス艦やイージスシステムを否定はしません、むしろ肯定してます。
ただ、それを運用する国なり、防衛省なり、自衛隊なり、イージス艦の乗組員なりが、それをちゃんと『盾』として運用できるのか(しているのか)どうかについて大きな不信を持ったにすぎません。

あと、『万死に値する!』は、ガンダム・ナドレのティエリア風に言ってみただけです。(書き方が拙かったですね。)「ミスに対して死をもって償え」って真剣に思ってるわけではありませんが、イージス艦を預かる人間の責任はそのくらい重い、ってことです。
極端な話、人為的ミスで弾道ミサイルを捉え損ねて何万人という国民が犠牲になってしまうなんてことが起きたら・・・考えただけでも恐ろしいです。

事故の可能性としては、おっしゃるように、護衛艦に限らず世界中の軍艦、そして一般船舶でも同じ事なのかもしれませんが・・・その立場や存在意義からして、今回の過失の意味が他国の軍艦や一般船舶とけっして同じなんかではないってことは、皆わかってるはずだと思います。
2008-02-21 (04:28:45)


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