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2007-08-13
『やっサン祭』逝ってきた(2)
ご本人も「とりあえず、うちにあったヤツ全部ココに持ってきてるんで・・・」とおっしゃっていたが、古く懐かしい原画から最近のものまで、本当に洗いざらい展示してあったように思う。
割合的には、アニメーターから漫画家に転向後の作品が半分くらい占めてたような気もするが、まぁ、当然か。(笑)『オリジン』の原画点数がかなり多かったから、そう感じたのかもしれん・・・
とにかく私は、1点1点の作品を観て行くうちに背筋が寒くなった…ていうか、マジで鳥肌が立った!
その感動を上手く言葉にできないのがもどかしいのだけれど、とりあえず一言で言うならば、
“どれだけ印刷技術が向上しようが、印刷物には限界がある”
ってことに尽きるだろう。
限界は(スキャンされた)デジタル画像にしても同様である。
展示されている原画の中には、ポスターや広告、カバーやジャケットなんかで何度も目にした事のある“お馴染み”のイラストも沢山あるが、それらは私達が今迄見てきた“レプリカ”とは全然違うのだ。
まず、原画と印刷物やWEB画像とでは、色彩がまるで違う。
印刷物やWEB画像では表現しきれない、微妙なグラデーション具合。
そして同じく、筆の勢いや(その逆の)繊細なタッチ。
「本当はこうだったのか・・・」と、感心させられる部分が随所に有った。
当初「展示物を見学するだけなら30分ぐらいあれば十分かな…」なんて思っていたが、どっこい、1時間は悠に居た。ていうか、これら展示物が全てレプリカだったなら、事実30分で済んでいたかもしれない。
ほんと、観にきて良かった!と、しみじみ思う・・・。
個人的に残念だったことは1つある。
昔、アニメージュやロマンアルバムの為に描き下ろしたという、(私にとってはかなり)懐かしいイラストも何点かあった。
幼少のアムロと両親が一緒に描かれている肖像画とか…実家に帰ったらポスターまだ残ってるかもしれない。
なのに、私が『実家』ではなく現住まいにまで持参し現在も大事に持っている“あの”絵の原画は無かったのだ・・・
・・・“あの”絵とは。
士官学校時代のシャアとガルマを描いた、あの“肖像画”なんですが。
先生〜、“洗いざらい持ってきた”物の中に無かったということは…おウチにはもう無いってことなんでしょうか?(′_`)
紛失してしまって、もう現存しないとか・・・?
・・・それとも、誰かにあげてしまわれたのでしょうか?(泣)
アレが展示されてないと判っていたら、講演会のQ&Aで(何が何でも)手を挙げて訊いていたよ、自分。(泣)
でもなぁ・・・。
あの調子じゃ、訊いても
「そういえば、そんな絵ありましたねぇ・・・」
「そういや、どこへいっちゃったんでしょうかねぇ・・・」
てな感じで、素で返ってきてたような気がしないでもない。
そして、それはそれで、またヘコむ・・・。
とにかく、それだけが残念だった。
(そして、原画展の話はさらに続く…)
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